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菅内閣が発足 新首相コロナ収束へ全力 規制改革「政権ど真ん中に」

衆院本会議で首相に指名され、一礼する自民党の菅義偉総裁(中央)=16日午後、国会内

 自民党の菅義偉総裁(71)は16日召集の臨時国会で、第99代首相に指名された。この後、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、自民、公明両党連立による菅内閣が発足した。菅新首相は同日夜、首相官邸で就任記者会見に臨み、「国民のために働く内閣」を目指すと宣言。「規制改革を政権のど真ん中に置く」と述べ、国民目線の改革に全力を挙げる考えを示した。【2、3面に関連】

 首相交代は7年9カ月ぶり。派閥に属さず、世襲議員でもない首相は自民党政権で事実上初。菅新首相は官房長官として支えた安倍政権の継承を旗印に、新型コロナウイルスの感染収束と日本経済の立て直しに全力を挙げる。安倍晋三前首相が掲げた「戦後外交の総決算」も目指す考えだ。

 首相指名選挙で菅氏は、衆院で314票、参院で142票と、ともに1回目の投票で過半数を獲得した。

 この後、公明党の山口那津男代表との党首会談を経て、組閣本部で新内閣の陣容を決定。官房長官に加藤勝信前厚生労働相(64)を起用し、目玉政策の推進役として行政改革担当相に河野太郎前防衛相(57)、デジタル改革担当相に平井卓也元科学技術担当相(62)を充てた。

 沖縄基地負担軽減担当と拉致問題担当は加藤氏、沖縄・北方担当は河野氏が兼務する。

 安倍政権との継続性も重視し、麻生太郎副総理兼財務相(79)ら8閣僚は再任した。

【時事】

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