一関・平泉

心身、まちもすっきり ごみ拾いながら駆け巡る【一関】

「プロギングDAY」に参加し、ごみを拾い集めながら市街地を走るランナー

 ごみを拾いながら走るイベント「プロギングDAY」(県南広域圏スポーツ等連携事業実行委員会主催)は27日、一関市竹山町の一関地区合同庁舎を発着点に2コースで行われた。県内外からランナー46人が参加し、市街地の環境美化に努めて心地良い汗を流した。

 プロギングは北欧で始まったニュースポーツで、ごみ拾いとジョギングを組み合わせた造語。県南や台湾で行われるマラソン大会など計12レースのシリーズ「県南レジェンドランナーズ12」の一環として初めて企画された。当初は7月の予定だったが新型コロナウイルスの影響で延期され、50人規模の定員設定やマスク着用、体調管理、走行中の間隔を空けるなどの感染防止策を講じて実施された。

 開会式で、実行委員会長を務める県南広域振興局経営企画部の佐々木亨部長は「コロナ禍で(県南レジェンドランナーズ12の)マラソン大会は全て中止されたが、皆さんが培ってきたつながりは保ってもらいたい」とあいさつ。県南レジェンドランナーズ12のレースプロデューサーを務めるランナー村尾隆介さん(東京都)は「同窓会のような雰囲気でうれしい。短い時間だが楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 参加者は火ばさみ、ビニール袋を持って磐井川河川敷付近の5キロコース、または7キロコースを走りながら路上のごみを拾った。新型コロナの感染を予防するため、約10人ずつのグループに分かれて10分置きに出発。ごみを集める籠を持ち込んで背負ったり、芸能人やスポーツ選手の格好を楽しんだりしながら約2時間、市街地を駆け巡った。

 ごみは空き缶や空き瓶、たばこの吸い殻が多く、使い捨てマスクも目立った。全部で市指定ごみ袋7袋分になり、分別回収された。

 5キロコースを母の菅野ふみ子さん(67)、長男の佐藤佳亮君(12)と走った佐藤かずみさん(47)=奥州市水沢=は「みんなで汗をかいて、まちもきれいになる。水沢でもやってほしい」とプロギングの広がりに期待した。街中を走りながらパトロールする防犯活動“パトラン”の仲間と7キロコースに出た小室拓也さん(41)=宮城県白石市=は「カロリーを落としながら、ごみを拾ってきた。まちがきれいだと住む人たちの人柄が伝わる」と笑顔だった。

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