ずしりと重い秋の実り 佐倉河小5年生【奥州】
奥州市立佐倉河小学校の5年生40人は28日、学校近くにある同市水沢佐倉河地内の体験学習田で稲刈り作業を行った。児童らは黄金色に実った稲を手に、実りの秋を喜んだ。
市佐倉河地域農地・水・環境保全管理協定運営委員会(三宅務会長)のメンバーらの手ほどきを受けながら、地元の千葉政三さん(77)=同市水沢佐倉河=所有の3アールの圃場(ほじょう)に児童が植えた「ちほみのり」を収穫。児童は鎌で稲を刈り、協力して稲をひもで束ね、くいに掛けて干す一連の作業を熱心に取り組んだ。
及川諒崇君(11)は「おばあちゃんの実家で何回か手伝ったので簡単。うまくできた」と慣れた様子で手刈りを行う一方、「(束ねた稲を)結ぶのはちょっと苦手」と語っていた。
同校では同委員会の協力を得て、5年生が例年田植えや草取り・生き物調査、稲刈りなどを行っている。今後は脱穀を体験し、11月に収穫感謝祭を予定する。