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かかりつけ医で検査へ インフル備え県が指定 感染症専門委【岩手】

 県新型コロナウイルス感染症対策専門委員会は28日、盛岡市内で開かれ、インフルエンザとの同時流行に備え、国の方針に基づき、県がかかりつけ医などの医療機関を「診療・検査医療機関(仮称)」に指定し、発熱患者の診療や新型コロナの検査が実施できる体制を来月中をめどに整備する方針を示した。

 厚生労働省は今月上旬、都道府県に対し発熱患者が増えるインフルエンザとの同時流行に備え、新型コロナの検査体制の整備を求める通知を出した。インフルエンザ流行期には多数の発熱患者が発生しており、診療だけでは新型コロナとの区別は困難としている。

 同委員会では検体採取の方法についても、PCR検査と並列して抗原検査の実施も推奨していく方針を示した。

 診療・検査医療機関については、対応可能な医療機関の申し出を受け県が指定する。要件は発熱患者と新型コロナに感染した患者が接触しないよう動線が区別されているほか、検査体制の確保や医療従事者の適切な感染対策となっている。指定を受けた医療機関は、個人防護服などが国から配布される。

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