コロナ収束願い夜空に大輪 シークレットで商議所【奥州】
奥州商工会議所(鎌田卓也会頭)は28日夜、コロナに負けるな奥州・シークレット花火を打ち上げ、新型コロナウイルスの収束を願った。
同商議所では、例年夏まつりに花火大会を行っているが、今年はコロナ禍の中で開催断念。ただその後、商議所執行部が「イベントが軒並みなくなって疲弊している市民に花火でひとときの安らぎを」と企画。3密を避けるためシークレットとし、企業協賛を得ず同商議所予算で行った。
打ち上げ場所は、同市水沢で町場からも見えそうな高台とし、ふれあいの丘公園野球場(同市水沢羽田町)。午後7時にまず4号2発を打ち上げ、続いて3号15発、4号8発。静かに夜空に大輪を描いた。
同商議所の菊地浩明専務は「イベントがない中、市民に元気を、との思いで打ち上げた。市民に知らせられなかったが、花火の音を聞いて家からちょっと出て見られるようにと考えた。新型コロナは地域経済にもだいぶ影響をもたらしている。一日も早い収束を願っている」と話していた。