一関・平泉

熱々芋の子汁にこぼれる笑み コロナ対策も万全 磐井川緑地公園【一関】

第37回磐井河原いものこ会の開会セレモニーで、テープカットの代わりに土垂里芋の茎とネギにはさみを入れる実行委関係者ら

 一関の秋の風物詩となっているイベント「磐井河原いものこ会」(実行委主催)は3日、一関市の磐井川緑地公園で開幕した。磐井川沿いで堤防改修工事が終了したため、会場が同市狐禅寺の一関遊水地記念緑地公園から2015年度以来5年ぶりに戻された。初日は5組が参加し、新型コロナウイルスの感染予防策を講じながら、地元特産の土垂里芋(どたれさといも)や曲(まが)りねぎを盛り込んだ郷土料理「芋の子汁」を野外で調理して味わった。

 開会セレモニーには実行委や参加者ら約70人が出席。実行委員会長の辻山勝彦JAいわて平泉生活経済部長は「新型コロナの影響で危ぶまれたが、関係各位の協力で開催できた。感染対策を万全にして来場者を迎えたい」とあいさつ。テープカットに代わり、土垂里芋の茎と曲りねぎに実行委や来賓がはさみを入れた。

 薄曇りの過ごしやすい天候となり、参加者は実行委から予約していた食材と調理器具を受け取って会場に設置し、野菜や肉を大鍋で煮込んで熱々を頬張った。

 会社の同僚や家族と10年ほど参加し続けている伊藤隼也さん(38)=同市赤荻=は「子供を含め、みんなが外で集まれる良い機会。今年は新型コロナのため開かれるか心配していた」と開幕を喜んだ。初参加した工藤鮎美さん(39)=同市花泉町=は「学生の頃に仙台で芋煮をしたことがある。地域によって具や味付けが違っていて面白い。芋の子会は川沿いでするイメージがある」と小学生の子供2人と楽しんでいた。

 磐井河原いものこ会は、地元農産物の消費拡大を目的に1984年から毎年秋に開催され、37回目。会場はもともと磐井川緑地公園で、堤防改修工事のため2016~19年度は同市狐禅寺の一関遊水地記念緑地公園に移され、今年度から元に戻された。11月8日までの土日・祝日合わせて13日間催される。

 実行委は新型コロナの感染防止策として、使い捨て手袋などの衛生用品を準備しているほか、参加者にマスクの適宜利用、距離の確保などを促している。

 予約は利用予定日5日前までに専用電話=080(3332)0283=へ。

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