北上・西和賀

継続目指し民間譲渡 町公共温泉7施設 売却先を公募【西和賀】

譲渡先を公募している西和賀町の公共温泉の一つ「砂ゆっこ」

 西和賀町は、町公共温泉施設の売却を決め、購入を希望する法人、企業または団体を公募している。運営主体を民間に移し、温泉施設の継続的な運営を目指す。引き渡しを受けた日から5年間は第三者に譲渡することはできず、不特定多数が入浴する温泉施設として利用することが応募条件。今年8~9月に町内企業、団体を優先して公募したが不調に終わり、町外を含めた公募に踏み切った。土地と源泉以外はほぼ無償譲渡で、広く応募を呼び掛けている。

 売却するのは▽槻沢温泉砂ゆっこ▽健康管理センター丑の湯▽峠山パークランドオアシス館▽真昼温泉▽森林体験センターゆう林館▽老人憩の家福寿荘▽農村景観活用交流施設ふれあいゆう星館―の7施設。

 町内には10の公共温泉施設があり、住民の健康増進や産業の活性化などを目的に1970~2000年代に整備され、同町のまちづくりを支えてきた。

 施設整備から30年余りが経過し、人口減少などに伴い2010年度で34万6000人ほどいた温泉利用者数は、18年度で25万人弱にまで減少。多くが指定管理による施設運営だが、利用料などの収入だけで必要な経費をまかなえず、町の財政負担は18年度までの5カ年平均で約1億2500万円に上っていた。

 今後老朽化に伴う施設の修繕費や機械設備の更新に必要な経費がかさむなど、町が全ての温泉施設を維持することは難しいことから、町は6月に「町公共温泉施設の今後のあり方基本方針」を策定。7施設について運営主体を民間事業者に移管することで温泉施設の継続を目指すことにした。

 公募の締め切りは30日まで。町観光商工課の佐藤太郎課長は「温泉施設としての継続に民間のノウハウや活力を生かしたい」と応募を呼び掛ける。

 問い合わせは同課=0197(82)3290=。施設名、所在地、主な売却資産、最低譲渡価格は次の通り。

 ▽砂ゆっこ=槻沢25の16の8、建物・土地・備品・源泉、1375万円▽丑の湯=湯本30の82の1、建物・土地・備品、312万円▽オアシス館=本内46の125の106、建物・土地・備品・源泉、137万円▽真昼温泉=沢内字前郷6の154の2、建物・土地・備品・源泉、98万円▽ゆう林館=湯之沢35の207の1、建物・土地・備品、160万円▽福寿荘=巣郷63の157の1、建物・備品、0円▽ふれあいゆう星館=下町13の49の11、建物・土地・備品・源泉、162万円

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