オリジナルビールきょう発売 JR盛岡支社・県内酒造会社と協力 東北線一ノ関―盛岡間開業130周年記念
JR盛岡支社は、東北線一ノ関―盛岡間開業130周年を記念し、県内酒造会社と協力し製造したオリジナルビール2種を10日に発売する。地域の魅力が詰まったクラフトビールを通じ、長年にわたり乗車している東北線の利用者に感謝の気持ちを伝える。
オリジナルビールは、世嬉の一酒造(一関市)とベアレン醸造所(盛岡市)の協力を得て製造した。
世嬉の一酒造のビールは、「一ノ関駅開業130周年記念ゴールデンエール」。遠野産フレッシュホップを使用し特別醸造した。すっきりとした苦みに爽やかな味わいが特徴的な欧風エールとなっている。
内容量330ミリリットルで、アルコール分は5%。希望小売価格は500円(税別)。販売本数は3000本。
ベアレン醸造所のビールは、「盛岡駅開業130周年記念ビール」。約130年前に生まれたカルフォルニアコモンビールを再現した。アメリカンホップを利かせ、飲み口の良いラガービールに仕上げている。
内容量330ミリリットルで、アルコール分は5・5%。希望小売価格は400円(税別)。販売本数は7000本。
発売を前に、9日夜には関係者が出席して盛岡市内でセレモニーが行われた。世嬉の一酒造の土岐政彰部長は「平泉の黄金文化をイメージし、広く親しまれる味に仕上げた」、ベアレン醸造所の嶌田洋一専務取締役は「すっきりした味わいで、たくさん飲むほどおいしさが増す」とそれぞれ商品をPRした。
盛岡駅ビルフェザンをはじめ、東北線同区間主要の一ノ関、北上、盛岡各駅のコンビニエンスストア「ニューデイズ」などで販売される。
JR盛岡支社の石田亨支社長は「記念の年に素晴らしい商品が完成した。多くの人に味わってもらい、岩手のビールが日本中に広まってほしい」と語っていた。
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