一関・平泉

130年の路線旅満喫 特別列車運行、模型運転も JR東北線一ノ関―盛岡間

JR一ノ関駅を角谷駅長(右)の合図で出発するハイグレード車両E655系「なごみ(和)」。JR東北線一ノ関―盛岡間の開業130周年を記念し、特別に運行された
鉄道模型の運転体験会を楽しむ来場者。JR一ノ関駅周辺の名所を通るように敷かれた線路で列車を走らせた

 JR東北線一ノ関―盛岡間の開業130周年などを記念し、ハイグレード車両E655系「なごみ(和)」が11日、同区間で特別運行された。沿線9市町の延べ120人が招待されて乗車し、高級感漂う列車で歴史ある路線の旅に浸った。

 JR東北線一ノ関―盛岡間は1890(明治23)年に開業し、11月1日に130周年を迎える。特別運行はこの節目に加え、2021年4~9月の東北6県対象の大型観光企画「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」まで半年となった記念に企画された。

 「なごみ(和)」は08年に団体臨時専用列車として営業運転を始め、皇族らVIPにも対応している。特別運行は一ノ関―北上間の南コースと北上―盛岡間の北コースで行われ、一関、平泉、奥州、金ケ崎、北上、花巻、紫波、矢巾、盛岡の沿線9市町から応募した住民が各コース60人ずつ招待されて乗車した。

 招待者は車両をじっくり眺めたり、写真や映像を撮影したりしてから乗り込んだ。母、弟と3人で来場した千葉美怜さん(13)=一関市三関=は「景色を見たい」、母と参加した梅村竜弥さん(11)=北上市相去町=は「きれいな列車。東北線は身近。楽しんで乗りたい」と期待を膨らませた。

 午後0時13分に一ノ関駅を角谷公博駅長の合図で出発。時の太鼓顕彰会がホームで太鼓を打ち鳴らす中、県のイメージキャラクターわんこきょうだい「おもっち」やJR社員ら大勢の人に見送られて北上した。

 角谷駅長は「開業130周年は地域の皆さんや利用者の支援があってこそ」と感謝し、東北DCの開幕に向けて「今後も地域の発展に寄与したい」と話した。

 同駅では他にも開業130周年を記念して鉄道模型の運転体験会などが行われた。鉄道模型はかつて駅員が製作し、改札口付近に展示されていた物でイベントで使えるようリニューアルされた。同駅のほか東北線、大船渡線の周辺にある名所が組み込まれ、子供らが列車を操作して楽しんだ。

 子供3人を連れて遊びに来ていた髙橋諭さん(42)=一関市関が丘=は「駅があるおかげで盛岡も仙台も東京も近く感じる」、妻俊子さん(40)は「通勤や通学など日常で使うことが多く、お世話になっている」と、駅にまつわる思い出をそれぞれ振り返っていた。

 同駅では31日まで「一ノ関駅写真で見る歴史展」が改札内跨(こ)線橋で行われている。

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