一関・平泉

熱気球 一関の空彩る 2年ぶり バルーンフェス開幕

バルーンフェスが開幕し、朝日を浴びながら飛び立つ熱気球=16日午前6時40分、一関市狐禅寺

 熱気球イベント「一関・平泉バルーンフェスティバル2020」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は16日、3日間の日程で一関市狐禅寺の一関水辺プラザを主会場に開幕した。前年は台風の影響で中止されており、2年ぶりの開催。新型コロナウイルスの影響で主会場地に観客を入れないなど感染防止対策を徹底する中、国内最高峰の競技会「熱気球ホンダグランプリ」の今年最初のレースとして国内トップクラスのパイロットによる競技飛行が行われ、次々と舞い上がるカラフルな熱気球が一関の空を彩った。

 同フェスは東日本大震災復興支援イベントとして震災翌年の2012年から毎年開催。今年の競技飛行はグランプリ第3戦に位置付けられているが、第1戦の栃木大会は12月に延期され、第2戦の長野・佐久大会は中止となったことで、今回が実質的な開幕戦となった。新型コロナ感染防止の観点から、人気の係留体験搭乗会やステージイベントを見送り、会場内での観覧も不可とされた。

 オフィシャル機2機を含めて全26機が参加するフェスで、初日は開会式が行われ、実行委名誉委員長の勝部修一関市長が「好天に恵まれ、いいコンディションで開催できることをうれしく思う。選手の皆さんには安全に飛行して良い成績を収められるよう願っている」と開幕を宣言した。

 開会式直後の競技は、同プラザを出発点に指定されたゴールに向けて飛行する熱気球が地上のターゲットを目掛けてマーカーを落とす「ジャッジ・デクレアド・ゴール」などを実施。同日は朝から日が差す絶好のコンディションとなり、各チームはスタートの合図とともに準備に取り掛かった。朝日を浴びた熱気球はバーナーのごう音を響かせながら、南へ向かって次々と飛び立った。

 「無観客」とされたものの、同プラザ周辺の堤防にはカメラを手にした人たちの姿があり、熱気球の共演を楽しんでいた。一関市中里の佐藤正幸さん(64)は「毎年見ているが、いつもは雨が多く、今年は晴れたのにイベントがないのは残念。それでも、朝日に輝くバルーンを見ることができてよかった」と笑顔で語っていた。

 競技飛行には24機がエントリー。2日目の17日午前6時30分からと午後2時45分から、最終日の18日午前6時30分からも実施する予定。

 音楽に合わせバーナーが炎を上げて気球を照らすバルーン・イリュージョンは17日午後6時から30分間、同市の磐井橋下流側の磐井川緑地で開かれる。花火も打ち上げられる予定で、イリュージョンは会場周辺で見学可能だが、実行委はソーシャルディスタンス(他者との距離)確保などを呼び掛けている。

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