北上・西和賀

学ぶ意味考える 生徒が職業人と対話 黒沢尻北高きたかみ世界塾

地域の職業人から学ぶ意味や働く意味などについて考えを聞く黒沢尻北高の1年生

 県立黒沢尻北高校(泉悟校長、生徒667人)の1年生を対象にしたきたかみ世界塾「ソクラテス・ミーティング」が16日、北上市の同校で開かれた。市内で働く職業人を講師に迎え、対話を通じて学ぶことや働くことへの考えを深めた。

 講師を務めたのは医療・福祉、情報・通信、学校教育、サービス、建築、公務、製造、農業などの業種で働く人や、作家、地域おこし協力隊などとして活躍する人など38人。

 1年生240人が少人数のグループに分かれて1セット20分の対話を4セット行い、職業人から学ぶことや働くことに関して考え方や思いを聞いたり、質問したりした。

 農場「うるおい春夏秋冬(ひととせ)」を経営する高橋賢さん(45)は「人生の岐路に立った時に考えて判断するには材料が必要。それが学びだ」とし、「自分が好きなことを突き詰めることで経験が積み重なり、(職業という)方向になるのでは」と語った。

 同校の昆ゆうりさん(15)は、悩みながらもその時その時に自分なりのベストを選んで今の自分があるという岩手中部病院非常勤医師の櫻井広子さん(33)の経験を聞き、「自分の人生について考えることができた。一度決めたら必ず続けなくてもいいと聞いて安心した」と話していた。

 生徒と職業人との対話は地域課題の解決策を探る総合的な探求の時間「きたかみ世界塾」の一環で、学ぶことや働くことへの多様な視点を持ち、生徒自らが学ぶ意味を見つけるのが狙い。畠山美穂教諭は「生徒自らがどう生きていくかイメージし、そのために何を学べばいいのかを考える手掛かりにしてほしい」と話していた。

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