一関・平泉

大輪と熱気球 幻想の世界 バルーンイリュージョン【一関】

花火と共に観衆を魅了したバルーンイリュージョン

 熱気球イベント「一関・平泉バルーンフェスティバル2020」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)は2日目の17日、バルーンイリュージョンが一関市の磐井橋下流側の磐井川緑地で行われ、炎で彩られた熱気球と花火の競演が観衆を魅了した。

 前回は台風の影響でフェス自体が中止されており、イリュージョンとしても2年ぶりの実施となった。競技飛行は新型コロナウイルス感染防止の観点から主会場地の一関水辺プラザでは観客が入れないが、イリュージョンは会場周辺での見学が可能とされたことで、開始前から多くの人が訪れた。

 会場には18機の熱気球が集結し、日没後の午後6時20分すぎに「バーナーオン」の掛け声に合わせて全機が一斉に点火すると、一帯が淡い光に包み込まれた。各機は音楽のリズムに合わせてバーナーの炎の点火を30分間にわたって繰り返した。会場では今回初めて花火も打ち上げられ、夜空に浮かぶ大輪と熱気球による幻想的な雰囲気が訪れた人たちを楽しませた。

 同日の競技飛行は、午前は小雨に見舞われたこともあって見送られたが、午後には天候が回復したことでレースを実施。水辺プラザを一斉に離陸して東へ向かい、市民が上空を見上げる姿が見られた。

 最終日の18日は午前6時30分から最後の競技飛行が行われ、午後0時30分からの表彰式と閉会式で幕を閉じる。

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