奥州・金ケ崎

金色の風 消費拡大アピール 奥州で販売開始セレモニー

金色の風販売開始を記念した「稲刈り」で刈り取った稲を持つ(左から)髙橋副局長、高橋副会長、森岡会長、後藤会長、千田店長

 2020年産の金色(こんじき)の風販売開始セレモニー(県南広域振興局主催)は18日、奥州市真城字杉の下の産直来夢くんで行われ、生産者代表らが新米やおにぎりを配布し、消費と知名度の拡大を呼び掛けた。

 金色の風はふわりと軽く甘みが強い県オリジナル品種。栽培は岩手ふるさと、江刺、いわて平泉の3JA管内164経営体、275ヘクタールでのみ行われている。生産地でのPRイベントは2年目から実施している。

 セレモニーは、県「金色の風」栽培研究会の森岡誠会長、高橋貞信副会長、JA岩手ふるさと経営管理委員会の後藤元夫会長、同産直の千田亮店長、同振興局の髙橋昭雄副局長が出席。あいさつに立った髙橋副局長、森岡会長、後藤会長は「素晴らしい出来」と口をそろえ、テープカットに代えて「稲刈り」で販売開始をアピールした。

 その後、詰め掛けた来場者先着100人に達増拓也知事が刈った圃場(ほじょう)のコメ300グラム、続いて先着150人に新米おにぎりを配布した。さらに新米購入者に金色の風エコバッグをプレゼントした。

 森岡会長は「おいしくできました」とニッコリ。「今年は天候に恵まれ、たんぱく質が少ない良いコメ」とし、「年数がたち品種として落ち着いてきた。金色の風は水加減が大事だと感じている。より多くの人がおいしく食べられるように研究しているところ」という。「まずは新米で家族団らんを楽しんでもらいたい」とPRしていた。

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