北上・西和賀

未来照らす灯り 児童がキャンドル設置 黒東小60周年記念特別事業【北上】

黒沢尻東小60周年記念事業で校庭にともされた「さくら灯り」

 北上市立黒沢尻東小学校父母と先生の会(髙橋隆史会長)は22日、同校校庭で創立60周年記念特別事業「さくら灯(あか)り」を催した。全校児童が将来の夢を書いたオリジナルキャンドルが夕方には幻想的な灯りとなって校庭を照らし、児童や関係者は掛け替えのない思い出を胸に刻んだ。

 当初は式典を計画していたが、新型コロナウイルス感染拡大で全校での集会は難しい状況。同会はコロナ禍でも安全に配慮し、「未来を拓く」をテーマに同事業を企画した。

 全校児童730人が未来の自分に向けた夢をシールに書き、同会会員がオリジナルキャンドルに張り付けた。同日は同会会員が前身の旧黒沢尻小校章の桜3枚と「60th」などと校庭に描き、6年生約130人が全校児童分のキャンドルを設置して記念撮影した。

 セレモニーで大沼英生校長は「多くの先輩方が自主、創造の校是を引き継いで頑張り、今は立派に北上市を支えている。先輩方に続いて、黒東小で学んだ誇りを持ち、これからも頑張って生活してください」と語った。

 6年生を代表し計画委員長の佐藤詩乃さんは「私たちが学び、経験し成長できたのはこの黒東小と、伝統を築き上げてきた卒業生のおかげ。60周年はこの6年生でよかったと言われるよう、これからも努力したい」と誓った。

 佐藤さんは「60周年は特別で伝統を感じる。支えてくれた父母、先生に感謝したい」と語り、島田茉帆さんも「下級生と関われないのが残念だけど、楽しかった。いい思い出になりそう」と笑顔で話した。

 キャンドルには「お医者さんになって人を救いたい」「サッカー選手になりたい」「レストランのシェフを目指す」など児童個々の夢が記され、夕方になりキャンドルの灯りが明るく校庭をともし、集まった児童や父母らからは「きれい」との声が上がった。

 髙橋会長(43)は「コロナ禍でもやれることを最大限やった。子供たちもすごく楽しそうで、心に刻んでくれたのでは。将来の自分を考えてもらうきっかけになれば」と話していた。

 同校は黒沢尻小から1960年4月、東西に分離し開校。2020年3月までに8000人の卒業生を輩出している。

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