花巻

鬼剣舞の躍動感捉える 風の会絵画展【花巻】

伝統芸能などを題材にした絵画が並ぶ風の会の第48回作品展

 花巻市の絵画サークル「風の会」(橘クミ子会長)の第48回作品展は23日、同市若葉町の市文化会館で始まり、会員の力作37点が来場者を魅了している。25日まで。

 同会には花巻、北上両市の60~70代8人が所属し、個々で絵画制作に取り組んでいる。年2回ほど花巻市内で写生会を、年1回作品展を開催している。

 会場には、水彩、油彩、アクリル絵の具などで描いた風景や人物、静物画、地域の伝統芸能などを題材にした作品もあり、このうちかがり火に照らされる鬼剣舞の踊り手を描いた油彩画は、衣装の揺れや鬼面の表情を巧みに捉え、臨場感をもたらしている。

 同市下幅から訪れた佐々木トヨミさん(84)は「知人が出品しているが、明るい性格が作品に表われている」と会員の感性あふれる絵に見入っていた。

 橘会長(73)は「絵を描く時間は無心になって楽しめる。自分たちの何気ない日常を切り取った絵を見てもらいたい」と話していた。

 入場無料。時間は午前10時~午後5時(最終日は4時まで)。

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