花巻

雄大な自然表現 卒業制作庭園が完成 花巻農高

花巻農高環境科学科緑化系列3年生12人が手掛けた卒業庭園

 花巻市葛の県立花巻農業高校(楳原健校長)の環境科学科緑化系列3年生が手掛けた卒業庭園が完成した。今年制作したのは、県内のさまざまな景勝地を盛り込んだ「ヒカリノ岩手イーハトーブの縮景」。生徒12人が実習などで身に付けた技術やアイデアを結集し、本県の雄大な自然を表現した。

 6月下旬から設計を開始し、7月上旬から施工を進めてきた。竹を前後に編み込む大津垣で囲んだ約28平方メートルの空間は、北側を岩手山、中央部を北上山系、南側を早池峰山に見立てて岩を多く配置。岩手山の麓で購入した溶岩石で焼走溶岩流を表した。砂と石で水辺を構成する「枯山水」で北上川と猿ケ石川の合流の様子や浄土ケ浜、芝生は小岩井農場をそれぞれイメージしている。

 シダレカツラやウラジロモミ、シダレモミジなどを植栽し、岬灯籠を設置。「石割桜」や「奇跡の一本松」も再現しているほか、扱いが難しく苦労したという張石でリアス式海岸を表現するなど、本県の山々や名所を集約した見応えのある和風庭園に仕上がった。

 直井拓生さんは「みんなのアイデアをバランスよくまとめたり役割を分担するのが大変だったけど、岩手の自然のダイナミックさを伝えることができたので100点の出来。建設業を志望しているが、家を建てる時でも庭造りに取り組んだ経験があれば全体像をイメージしやすい。みんなで頑張ったことは今後に役立つと思う」と話していた。

 卒業庭園は同校敷地内北側の正門付近に制作。平日は来校者が見学できる。

地域の記事をもっと読む

花巻
2020年12月3日付
花巻
2020年12月3日付
花巻
2020年12月3日付
花巻
2020年12月3日付
花巻
2020年12月3日付