花巻

世界の女性から高評価 4年連続金賞輝く エーデルワイン2アイテム【花巻】

フェミナリーズ世界ワインコンクールで金賞に輝いたエーデルワインの赤ワイン

 花巻市大迫町のエーデルワイン(藤舘昌弘代表取締役社長)の赤ワイン2アイテムが、女性審査員によるフランスの「フェミナリーズ世界ワインコンクール2020」で金賞に輝いた。金賞は4年連続となり、同社は「ブドウ生産農家にとって励みになる高評価だ」と受け止めている。

 14回目となる同コンクールは6月1~11日に開かれ、世界から4470アイテムが出品された。日本からはワイン、リキュール、日本酒など合計176アイテムの出品があり、ソムリエや醸造家、ワインジャーナリスト、シェフら約600人の女性が審査した。

 金賞を受けたのは、地元産ブドウにこだわり、より良いワイン造りへの情熱を込めた特別醸造限定品シリーズ「ゼーレオオハサマ」の「ラタイ樽熟成2017赤」と「ツヴァイゲルトレーベ樽熟成2017赤」。同社によると、17年は7月まで好天に恵まれた後、8月から曇りの日が多かったが、天候の変化に合わせた栽培管理により高品質なブドウが収穫できたという。

 ラタイは、日本で初めて同町で栽培された希少な品種で栽培管理の難易度も高い。ワインは濃い色合いが特徴で、ほのかな樽香とスパイシーな香りが感じられ、酸味と渋みのバランスが取れた味わいに仕上がった。製造本数は1487本。一方のツヴァイゲルトレーベは、チョコレートやベリーを思わせる甘い香りがあり、しっかりとした果実味を感じさせる。製造本数は1773本。価格はともに4400円(税込み)。

 高成績について同社の藤原欣也取締役工場長は「賞を受けることで農家の意欲や励みにつながる。農家の品質の高いブドウを、良いワインに仕上げていく責任を感じている。今後もブドウの持っている良さを最大限生かして表現していきたい」と意気込みを語る。

 ワインに関する問い合わせは同社=0198(48)3037=へ。

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