奥州・金ケ崎

水岩タクシーを吸収合併 北都交通 経費削減で基盤強化【奥州】

北都交通がグループ会社の水岩タクシーを吸収。両社が本社を置くビル

 奥州市水沢の北都交通(小野真紀子代表取締役社長、資本金3355万円)は、11月1日付でグループ会社の水岩タクシー(小野幸宣代表取締役社長、資本金6000万円)を吸収合併する。新型コロナウイルス感染拡大の影響などによる業績不振に対処するために、2社分あった間接経費の削減による経営基盤強化が狙い。30日に会見を行った小野真紀子社長は「長年愛された水岩タクシーの名称をなくすのは苦渋の決断ではあった。新たな体制で社業発展に努めたい」と語っている。

 会見で小野社長は「業績不振に対応する経営基盤強化」と合併理由を語った。利用客の減少などにより収支が悪化している上に新型コロナによる外出自粛の影響で4、5月は売り上げが平年の半分に落ちたという。回復傾向にはあるが、元の水準まで売り上げが戻るには相当かかるとみている。

 7月には26年間行った貸し切りバス事業を廃業。本業のタクシー業をどうするか検討を重ね、合併の方針を固めたという。

 現在、本社営業所は両社ともに同市水沢字三本木4の42となっているが、配車、事務、整備などはそれぞれで行っているという。今回の合併で営業所を再編し、水岩の岩谷堂営業所は北都交通岩谷堂営業所とし、近隣に北都の待機所がある水岩の原中営業所を廃止し3営業所体制となる。

 従業員は、水岩からの希望者37人を再雇用し131人となる。水岩の10人ほどは退社する意向という。車両は80台となり、1週間ほどかけて社名表示とあんどんを統一する。2社分あった部門を一本化することで人員と経費を削減。人員については不足している乗務員とする考えだ。

 配車システムは、全地球測位システム(GPS)のもので統一。車載ナビとの連携により配車の迅速化を図る。システム更新のため1日午後2~3時は配車受け付け電話がつながらなくなり、その間は臨時携帯電話=080(5737)1199=で受け付ける。

 北都交通は1953年に創業した駒形タクシーが前身。80年に日高タクシー、中央タクシーの3社による北日本都市交通を立ち上げ、2004年に北都交通に名称を変更。水岩タクシーは1955年に創業した水岩観光タクシーが前身。13年に北都交通が合併・買収(M&A)し、さらに17年に北都交通がM&Aで買収した水岩相互タクシーと合併し水岩タクシー。

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