奥州・金ケ崎

プロの技、基本から 水沢JC野球教室 名球会2人が指導 山本昌さん 和田一浩さん【奥州】

山本さんの実演を交えた説明に聞き入る子供たち

 奥州インディアン旗野球教室2020は1日、奥州市水沢の水沢公園野球場で開かれた。講師に日本プロ野球名球会から山本昌さん、和田一浩さんを招き、参加した胆江地区の野球少年が元プロの教えを受けた。

 水沢青年会議所(JC、浅利祐輔理事長)が例年秋に開いてきた奥州インディアン旗野球大会が新型コロナウイルスの影響で初めて中止され、代わりの事業として開催。同市と金ケ崎町から4~6年生71人が参加した。

 現役当時、山本さんは中日で活躍した沢村賞投手で、歴代最年長で通算200勝を達成。和田さんは西武と中日でプレーして日本代表も務め、史上最年長で2000本安打を遂げた。

 教室ではキャッチボールや捕球の基礎をはじめ、講師の経歴を生かしピッチングと打撃に特化したメニューも用意された。山本さんは「親指を内側にひねりながら投げると肩甲骨が開き、けがをしにくくなる。この投げ方で中学以来ほとんど肩は痛めなかった」、和田さんは「勉強のテストの30点に比べて打率3割ははるかに難しく、空振りもある。当てにいくのでなく、タイミングをしっかり合わせて思い切り強く振ることを心掛けて」などと助言。子供たちのフォームを修正しながらこつを伝えた。

 羽田野球スポ少の藤原美空さん(姉体小学校6年)は「投げ方や足の出し方を教わり参考になった。元プロ選手は身長が高く、良い体形をしていた」と話していた。

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