花巻

富士大 全国制覇へ一丸 大学選抜女子ソフト選手権 きょうから熱戦【花巻】

全国大学選抜選手権に北海道・東北地区代表として出場する富士大女子ソフトボール部
全国大学選抜選手権に向け、練習に励む富士大の選手

 花巻市の富士大女子ソフトボール部は、10日に開幕する全国大学選抜女子ソフトボール選手権大会(全日本大学ソフトボール連盟主催)に北海道・東北地区代表として出場する。全国の強豪が相まみえる集大成の大会で日本一を目指す。

 大会は、富士大が2019年まで10年連続12回の出場を果たした全国大学選手権の代替大会として開催。大学選手権は例年32チームが出場しているが、今大会は枠が狭められ16チームとなる。

 富士大は9月に同市で行われた地区予選で東北福祉大を2―0、仙台大を14―0で下し、北海道・東北地区代表枠「1」を獲得。新型コロナウイルスの影響で目標が失われ、練習に気持ちを入れるのが難しい時期もあったというが、大会開催が決まり1~4年生32人が改めて一致団結した。

 「投」の軸は左腕井上あやめ投手(2年)。持ち前の制球力やマウンド度胸に加え、予選で全国レベルの東北福祉大を1安打完封したことで自信を深める。

 攻撃はミート力と飛距離を備える3番宮本明日香主将(4年)、状況に応じた打撃が光る4番木村友奏選手(2年)がカギを握る。全国で勝つには堅守が必須となるため守備の基本練習、実戦練習に力を入れ、誰を起用しても連係できるように底上げを図ってきた。

 目標とする全国優勝に向け、▽チームを愛し、応援されるチームになる▽自分の考えを持つ▽勝ちにこだわる―を意味する「愛志勝」をスローガンに掲げる。「気遣い、心配り、あいさつなど凡事徹底や精神面の成長が重要だ」と森英寿監督。宮本主将は「東北代表という意識を持ち、まずは初戦を全力で勝ちに行く。練習から試合の入りまで全員がしっかりやりたい」と闘志を燃やしている。

 大会は10~12日に愛知県安城市でトーナメント戦が行われ、富士大は1回戦でIPU・環太平洋大(岡山)と対戦する。

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