寒風に草木霜まとう 一関地方 初の冬日
12日の一関地方は高気圧に覆われ、日中は青空が広がる好天となったものの、放射冷却現象が強まった影響で前日の夜遅くから朝方までの気温が今季初めて氷点下となる冬日を記録した。最低気温は一関で氷点下2・3度、千厩では同4・6度(ともに盛岡地方気象台調べ)と冷え込んだ。
一関市の中心市街地を見渡せる同市機織山地内では、道端の草木や建物の屋根、駐車中の車などの表面が一面真っ白な霜に覆われた中、早朝から白い息を吐いて学校や職場へと急ぐ市民の姿が見られた。
同気象台によると、13日の県内は高気圧が日本のはるか東へ移動し、寒冷前線が夕方から夜にかけて東北地方を通過するため晴れや曇りで、内陸は夜から雨の降る所がある見込み。