市発注工事の安全施工点検 市対策協パトロール【奥州】
奥州市工事安全対策協議会(会長・小沢昌記市長)の2020年度市工事安全パトロールは13日に行われた。同市が発注した市内の工事現場4カ所を官民でつくる会員が点検し、労災防止と安全衛生の向上を図った。
パトロールは同協議会の事業で11年度から実施し、今年で10年目。改善点がある場合は、市の工事担当課を通じて施工業者に改善指示指導書を送付できる体制となっている。
同日は同協議会を構成する市や市建設業協会、市電設工業会、労働基準監督署などから30人が参加。市役所江刺総合支所で行われた開会行事で、同協議会副会長の渡辺恭志市都市整備部長は「いずれの現場も安全衛生には万全を期していると思うが、さまざまな角度から見て気付いた点を指摘してほしい」とあいさつした。
参加者は班に分かれ▽江刺第一中学校屋内運動場改築・建築▽新藤里配水池送配水管布設▽下川原別当線天神堂橋橋梁(きょうりょう)修繕(以上江刺)▽南部第5処理分区町屋敷地区管渠(かんきょ)築造(水沢)―の各現場を訪問。作業環境や設備の状況などをチェックしていた。