【新型コロナ】クラスター含め7人感染 宿泊療養施設が稼働 県内64人
盛岡市と県は14日までに、新たに新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)関連や、県立大船渡病院職員を含む計7人の感染が確認されたと発表した。いずれも重症ではないという。県内の感染は午後8時現在で、計64人となった。県は同日、無症状者と軽症者向け宿泊療養施設(85室)を1日前倒しで稼働させた。【3面に関連】
市などによると、クラスター関連では、同市大通の飲食店「ヌッフ・デュ・パプ」のいずれも従業員で同市の40代男性と20代男性が感染。2人は厨房(ちゅうぼう)担当で、マスクを着用しないことが多かった。
同市菜園の「海鮮季節料理おおいし」では、感染した従業員の同居家族で同市の30代会社員女性と、共に利用者で同市の60代医師男性、60代自営業男性の計3人が感染。医師が勤務する診療所では院内感染は確認されていないが、感染可能期間に接触した患者を調べて検査する。
クラスター以外では、県立大船渡病院に勤務する大船渡市の20代事務職員男性が感染。これまで感染した県農林水産部、県北広域振興局農政部の女性職員2人を含む友人ら6人で、6日に会食していた。同病院では職場関係者ら29人を検査し全て不検出だったことから、今後は通常通り診療を行う。
このほか、クラスターとは関連がないとみられる盛岡市の50代自営業男性の感染も確認された。
momottoメモ
【続報】盛岡市などは14日夜、新たに20~60代の5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内での感染確認は計69人となった。(15日午前10時)