奥州・金ケ崎

歴史や話芸 学び深め 講談教室 児童7人へ修了証【奥州】

髙橋副会長(左)から修了証を受け取る奥州平泉子ども歴史講談教室の受講児童

 第4期奥州平泉子ども歴史講談教室の修了証授与式は15日、奥州市衣川日向の歴史ふれあい館で行われた。奥州衣川青凜会(佐々木常重会長)の指導を受け、稽古に取り組んできた小学生7人は、23日に同館で開催される「じんば祭り秋の陣2020」で活動成果を披露する。

 式では髙橋厚副会長が「皆さんは活動を通して文化に触れ、歴史を学んだ。(講談の内容に出てきた)平和の大切さを心に刻んで、これからの人生でも学んでほしい」とあいさつし、衣川小5人、衣里小2人の児童一人ひとりに修了証を手渡した。

 また、15日は教室最終日として児童らが本番同様に着物を着て2組に分かれ、発表会で披露する「前九年合戦の章」「アテルイとモライ(巣伏の戦い)の章」を通し稽古。9月から全10回の日程を終え、初参加の三浦舞音さん(衣里小5年)は「初めてやってみて歴史をたくさん学ぶことができた。6年生になっても続けたい」と意欲を語った。

 23日のじんば祭りは、午前11時30分から正午まで「子ども講談輝凜会(きりんかい)発表会」として児童らが出演する。午後1時30分からは初の企画「落語VS講談 いわて王座決定戦」が行われる。来場者や落語家桂枝太郎さん(同市出身)、講談師宝井一凜さん、中尊寺僧侶の破石晋照さんが審査(桂さん、宝井さんはリモート参加)する。

 22日午前10時30分から午後3時30分まで青凜会会員の予選会を行い、会場の投票で上位2人が、23日に県内で落語や講談で活躍する4人といわて王座を争う。

 22、23の両日とも来場者は30人限定(要事前予約)で、入館料は各日500円。申し込み、問い合わせは同館=0197(52)3750=へ。

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