段ボール太鼓作りに挑戦 厳美地区民文化祭【一関】
厳美地区民文化祭(厳美市民センター主催)は14、15の両日、一関市厳美町の同センターで開かれた。地区内外から多くの人が訪れ、展示作品の鑑賞や体験コーナーでの物作りを楽しんだ。
展示コーナーには書道作品や染め物、編み物など同センター事業の教室で住民らが制作した作品、地元の小中学生が習字や美術の授業で作った力作が一堂に並び、来場した人はじっくりと鑑賞していた。
15日は体験コーナー「厳(いつく)し美(うつく)しの里フェスティバル」も設けられ、親子らが段ボールを使った和太鼓作り、光る泥団子やしっくいプレート作りなどに挑戦した。
このうち、和太鼓作りには10組の親子らが参加し、小山太鼓店(同市室根町)の小山健治さんが指導に当たった。同店オリジナルで市販もしている「ダンボールでつくる和太鼓キット」を使い、台紙から切り離して穴にひもを通し、好きな色のビニールテープで飾り付けて完成させた。赤荻小5年の佐藤日和さん(11)は「思ったより簡単に作れた。出来上がった太鼓は2歳の弟のおもちゃにしたい」と話していた。
同文化祭は、舞台発表を中止するなど、新型コロナウイルスの影響を受けて規模を縮小して開催された。