一関・平泉

英語入門に自作絵本 一関高専前校長 柴田さん夫妻 一関市へ寄贈

絵本を制作した一関高専前校長の柴田尚志さん(左)と千賀子さん夫妻

 一関工業高等専門学校の第9代校長の柴田尚志さん(70)と妻の千賀子さん(64)=茨城県在住=は、夫婦で制作した絵本「カイくんのおさんぽ」を一関市に52冊寄贈した。日本語と英語の2カ国語で記されているバイリンガル絵本。市内の小中学校と幼稚園に配布され、2人は子供たちが英語に親しむきっかけになることを願っている。

 2月に長男夫婦が暮らす米国に滞在した際、新型コロナウイルスが世界中で流行。学校が休みになった孫たちに絵本を読み聞かせていたが、読む本がなくなったことから自分たちで本を作ることを考えた。

 絵本の舞台は茨城県高萩市。夫妻の愛犬でラブラドルレトリバーのカイとの日常を描いた。「じいちゃんのぼうし」「ともだちになりたいだけなのに」など11の物語で構成。カイの視点で、何気ない生活に潜む大切なことを伝える。

 挿絵は画家よしだるみさんに依頼。尚志さんが文章を考え、千賀子さんが子供用に添削した。尚志さんによると、苦労したのは英訳。「子供用の英文がどのようなものか分からず、息子を通じて米国人とメールでやり取りしながら英訳した」という。

 「寄贈はお世話になった一関への恩返し」と尚志さん。2012年4月から18年3月まで校長を務めた一関高専にも3冊贈った。これまで専門書などを多数出版しているが絵本は初めてといい「70歳になって、子供たちにできることは何かを考えるようになった。小さい頃から英語に親しむには、イラストが多い絵本がいいと思った」と語る。

 絵本はB5判、48ページ。価格は1600円(税抜き)。新型コロナが感染拡大する中、尚志さんは「親子で家にいる期間がずっと長くなった。こんな時こそ、一緒に絵本を読んで和やかな時間を過ごしてほしい」と呼び掛けている。

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