一関・平泉

ペダル全力限界へ挑戦 競技多彩にスポーツフェスタ【一関】

自転車競技体験型ゲームのサイクル・タイム・トライアルでペダルをこぐ参加者

 みんなのスポーツフェスタ2020(一関市体育協会主催、市共催)は22日、同市狐禅寺の市総合体育館で開かれた。市民100人が例年のニュースポーツに加え、新たに設けたeスポーツなど多彩な競技を体験し、魅力に触れた。

 健康づくりの普及啓発などを目的に2018年から毎年開催。3回目を迎えた今年は新型コロナウイルス感染症対策として検温や消毒のほか、ソーシャルディスタンス(他者との距離)の確保を考慮して競技を限定し、参加者も事前申し込みのあった人のみとした。

 市障がい者スポーツ協会や市スポーツ指導者協議会、岩手eスポーツ協会などが運営協力。会場には▽ボッチャ▽スカイクロス▽ディスゲッター▽フロッカー▽卓球バレー▽サイクル・タイム・トライアル▽eスポーツ―の7競技の体験ブースが設けられた。

 五輪の自転車競技をモチーフにした体験型ゲームのサイクル・タイム・トライアルでは、年齢を問わず多くの参加者が懸命にペダルをこぎ、体力の限界に挑戦。夫婦で参加した70代女性は「途中からペダルが重くなり、大変だった」と息を切らしながらも、楽しんだ様子だった。

 一方、将来的に五輪種目への採用が期待されるeスポーツの体験ブースは多くの子供らの人気を集めた。大画面のテレビを見ながらレーシングゲームに興じる小学生やサッカーゲームで対戦する親子の姿が見られ、畠山留可さん(一関小2年)は「運転するのが楽しかった」と笑顔を見せていた。

 市体協の小野寺留美事業課長は「開催に当たり、今年は企画段階から人の動きなどを予想して準備を行った。色々なタイプのスポーツがあるが、フェスタでは一度に複数体験でき、競技特性を知ることができる。コロナ禍の中でどのようにスポーツを継続していくか、地域活動のモデルケースとなれたらいい」と話していた。

 会場では障害者スポーツの写真パネルや車いすバスケ男子日本代表のユニホーム、サイン入りボールなどのほか、福祉車両の展示コーナーも設けられた。

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