【新型コロナ】赤十字病院 感染医師診察患者も 岩手県内・新規4人、計179人
盛岡市は27日、新たに同市の20~70代の男女4人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。いずれも重症ではない。県内の感染者は、計179人となった。同市の盛岡赤十字病院は同日、このうちの1人について、同病院に入院する70代女性と明らかにした。感染した医師の診察を受けており、この他にも入院患者2人の感染が判明しているという。
同病院などによると、感染が確認された入院患者は、市が発表した70代女性を含め3人。いずれも血液内科病棟の入院患者で、クラスター(感染者集団)が発生した同市大通の「ヌッフ・デュ・パプ」を利用した医師が担当していた。治療で発熱することがあったため、新型コロナの疑いを持つまで時間を要したという。同病棟に入院中の患者26人と職員ら43人については、同日までに全て不検出だった。市は院内感染の可能性を調べるため、既に退院した患者などの接触者を検査する。同病院は当面の間、同病棟の新規入退院を停止。この他の病棟や外来診療は、通常通り対応するとしている。
市によると、ヌッフ関連では、利用者と接触した会社員の同居家族の20代店員女性が感染した。
クラスターの疑いがある県央地区のデイサービスの関連では、利用者と接触した看護師の同僚の同居家族の70代自営業男性が感染。
このほか、感染した男性と会食した60代会社員男性の感染が確認された。