ゴールデンヒーラー制す プリンセスカップ【奥州】
JRA認定重賞の岩手日日新聞社杯第36回プリンセスカップ(サラ2歳牝馬・ダート1400メートル)は30日、奥州市の水沢競馬場で行われた。11頭が出走し、山本聡哉騎手騎乗の2番人気ゴールデンヒーラー号(岩手)が優勝した。
レース中盤で2番手に食い込み、最終コーナーで先頭に立った。終盤は3番人気ルビーブランケット(北海道)の猛追をかわした。3着はファイントリック(岩手)。
山本騎手は「ペースが速いもまれる競馬を想定していたが、結果としてスムーズに2番手に付けた。早めに抜け出たため最後は苦しくなったが、それでも振り切ってくれた」とコメント。ゴールデンヒーラーは東京2歳優駿牝馬への出走を申し込むといい、勝利した佐藤祐司調教師は「知床賞に続き交流2連勝。今年の岩手2歳はレベルが高い」と語った。
プリンセスカップは昨年のレース中止により2年ぶりの開催。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、例年行われていた表彰式などが中止となった。