花巻

コロナ禍癒やす光 中央広場【花巻】

サルスベリ(手前)やモミの木(奥)に電飾が施されたイルミネーションを楽しむ市民

 花巻市吹張町の花巻中央広場で1日、シンボルツリー4本などに電球を施したイルミネーションがお目見えした。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で市内のイベントが中止になる中、街中が明るくなるようにとの願いが込められ、金色や白色の鮮やかな光が市民を楽しませている。

 中心市街地にある同広場は、街中のにぎわい創出、活性化の拠点として市が整備し、2019年7月に全面開放された。

 今回は「ヒカルヒロバ~クリスマスイルミネーション2020」として企画され、同広場のサルスベリやサンシュユなどシンボルツリー4本と、生け垣、植栽のほか、同広場に近接する大堰川プロムナードのモミの木(高さ10メートル)にも電球を配し、街中が温かい光に包まれている。

 金色と白色の電球約2万3000個を使い、シンボルツリー4本に8000個、生け垣18本に9000個、植栽などに3000個、モミの木には3500個を取り付けた。

 母親と訪れた花巻小学校3年の及川蒼太君は「遠くから明るい光が見えたので初めて広場に入った。広場全体が明るく、光り輝いてとてもきれい」と喜び、スマートフォンで何度も撮影していた。

 市では同広場の電球を22年度までの3カ年かけて増やし、完成時は約6万個の電飾にする計画を立てている。市公園緑地課では「コロナ禍ではあるが、市民の皆さんに癒やしの場として利用していただき、光の演出を楽しんでほしい」としている。

 点灯は27日までで時間は午後5~10時。クリスマスに合わせ20~25日は午前0時まで点灯する。

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