一関・平泉

古里の味 全国へ発送 東山町ふるさと便【一関】

商品発送式を終え、「東山町ふるさと便」を車に積み込む関係者

 一関市東山町の農産物や菓子などを詰め合わせた「東山町ふるさと便」の商品発送式は4日、同町長坂の産直センターひがしやま「季節館」で行われた。今年は県内外の103人から2019年の2倍以上となる277個の申し込みがあり、全国に向けて発送された。

 発送式には市観光協会東山や市役所東山支所産業建設課、一関商工会議所東山支所から関係者10人ほどが参加。市観光協会東山の渡辺和敏会長が「昨年の倍以上の注文が入ったのは町内菓子店3店のコラボや晩酌セットなどの新商品、DM(ダイレクトメール)の発送に加えコロナの影響で古里の味を送りたいという皆さんの思いなどもあったと思う。古里のおいしい商品に真心を込めて送りたい」とあいさつ。荷物を受け取った東山郵便局の小野寺芳明局長は「今後もたくさんの商品を毎年送ることができるよう期待している。責任を持って送らせていただきたい」と語った。

 ふるさと便は東山産の農産物や加工品を広く味わってもらおうと2014年に発送を開始。申し込み個数は年々増加しており、昨年は118個と初めて3桁台に乗り、今年はさらにその倍以上の注文が入った。

 人気のリンゴなどのほか、地元の伝統工芸品として紫雲石のすずりと筆置きのセット「紫雲石硯」と手すき和紙の便せんや封筒、はがきを詰め合わせた「東山和紙セット」、猊鼻(げいび)渓のラベルの清酒とすす漬さんまのセット「東山晩酌セット」などを新設。昨年も好評だった詰め合わせセットは東山産のコメや漬物、梅干しなどを詰め合わせた「ひがしやま宝彩箱」、町内の銘菓などをセットにした「ひがしやま菓宝箱」を設定。コースは昨年より3コース増やし18コースを準備した。

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