一関・平泉

利用客50万人達成 道の駅むろね 村上さん(宮城・気仙沼)に山海の幸【一関】

道の駅むろねの小野寺駅長(右)から50万人目の利用客として認定証と記念品を受ける村上さん

 一関市室根町折壁の国道284号沿いにある道の駅「むろね」(小野寺淳駅長)の利用客が10日、2018年4月28日の開業以来累計50万人を達成した。同駅は店舗入り口で「50万人突破セレモニー」を行い50万人目の客に認定証と山の幸と海の幸を詰め合わせた記念品をプレゼントした。

 産直店舗のレジを通った人数を計測しており、同日午前、宮城県気仙沼市の村上はるのさん(79)が50万人目となった。村上さんと小野寺駅長が産直の出入り口前でくす玉を割り、認定証などの贈呈に続き小野寺駅長が「地元をはじめ気仙沼市など近隣の地域から来ていただき50万人を達成することができた。今後も多くの皆さんにご愛顧いただけるよう頑張っていきたい。新型コロナウイルスの感染対策も万全にしているので、安心して足を運んでほしい」とあいさつした。

 記念品は、リンゴと梅のワイン、リンゴジュースの3本セット、フカヒレスープを詰め合わせた。

 村上さんは主に食べる物を買いに道の駅むろねを月数回ほど利用しており、「年配の人たちも好むような店で、店員さんも聞くと優しく教えてくれる」と愛着を語る。同日はしめ縄やリンゴを買おうと友達と2人で来店し「何だかもらい物をして悪いなという感じ。めったにこんなこともない」と恐縮していた。

 市内3カ所目の道の駅としてオープンしたむろねは、室根産地直売協同組合(小野寺規夫理事長)が運営。農産物や海産物を豊富にそろえた産直や食堂、休憩施設を備え内陸と沿岸を結ぶ拠点として観光情報の発信や近隣地域との連携、交流などに貢献している。

 開業147日目の18年9月に10万人、365日目の19年4月に20万人、537日目の同10月に30万人、732日目の今年5月に40万人を達成し50万人突破は開業933日目となった。食堂などの来店客は入れていないため全体の来場者はもっと多くなるという。

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