奥州・金ケ崎

自慢のごはん パックに 地元ひとめぼれ100% JAふるさと発売【奥州】

JA岩手ふるさとが発売したパックごはん「ふるさとごはん」

 JA岩手ふるさとは、岩手ふるさと米(ひとめぼれ)100%のパックごはん「ふるさとごはん」を発売した。コロナ禍で消費が落ち込む中、全国の消費者に向け、電子レンジで手軽に同JA自慢のコメを味わってもらおうと開発。12日には同JA直営の産直来夢くんで販売促進会を開き、新商品の特徴をアピールした。同JA流通販売課の藤井光浩課長は「風味、食感を損なわないよう試行錯誤した。一度食べて違いを実感してもらいたい」と話している。

 同JAでは、以前からパックごはん商品化を検討していたが、コロナ禍での消費停滞を受け、「巣ごもり需要」をターゲットとして春から本格的に開発をスタートした。

 開発では、電子レンジで手軽に食べられる便利さとともに、岩手ふるさと米のおいしさを損なわない商品を目指した。そのため、使うコメは火力を使わない乾燥製法を採用し、天日干しに近い乾燥とした。また、炊き加減は試行錯誤を繰り返し、炊きたての光沢とふっくらとした食感を目指したという。

 ふるさとごはんは、茶わん軽く1膳分の150グラム。1個162円(税込み)で3個セットは税込み450円。同JAのふるさと米工房、産直来夢くん、産直センター菜旬館で販売する。600ワットの電子レンジで2分でできるが、熱湯で14分加熱してもできる。3個セットについてはパッケージを整えた物を来月から販売予定。オンラインストア「奥州うまいもん屋」での販売に向けて準備中で、今月中に開始したい考えだ。

 12日の販売促進会では、3個購入すると1個プレゼント。販売流通課職員が「おいしくできたので味わってほしい」と買い物客に呼び掛けた。買い物客は「パックごはんは手軽に食べられるのが良い。岩手ふるさと米のパックごはんはどんな味なのか食べてみたい」と購入していた。

 藤井課長は「炊飯器を持たない人も増えているといい、パックごはんの販売は徐々に伸びている。そうした需要では普通よりも少なめが受け入れられるため150グラムとした。岩手ふるさと米100%のおいしいごはんができた。自宅やキャンプなどで手軽に楽しんでほしい」とアピールしている。

 ふるさとごはんについての問い合わせは、同JA流通販売課=0197(41)5215=へ。

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