北上・西和賀

県若年者技能競技会 市長に受賞報告 北上高等職訓校入賞者

県若年者技能競技会で上位入賞した千葉さん(右から2人目)、佐藤さん(中央)、菊池さん(右から4人目)

 県若年者技能競技会で上位入賞した北上高等職業訓練校の3人が14日、髙橋敏彦北上市長に受賞を報告し、今後の精進を誓った。

 同競技会は10月20日、滝沢市の岩手産業文化センターで開かれ、5部門に129人が出場。課題を踏まえ、制限時間内に手作業で制作物や図面を完成させ、出来栄えを競った。

 北上職訓校からは塑性加工科・建築板金科2年の部で千葉悠斗さん(25)=高勇=が金賞と県知事賞、建築設計科1年の部で佐藤海音(みおん)さん(19)=千田工業=が金賞、配管科1年の部で菊池泉さん(49)=昭和管工=が銅賞を受賞。3人は同校校長を務める北上職業訓練協会の髙橋寛会長、髙橋義和事務局長と市役所を訪れた。

 千葉さんは昨年入賞できなかったが、今年は各部門で最優秀作品に贈られる県知事賞も同時受賞。「寸法を狂いなく作るのは難しかったが、技術的向上もあって賞を取れたと思う。コロナ禍でも練習してきた成果を自信を持って発揮できた」と振り返り「受賞を機に、今後も頑張って仕事をしたい」と決意を示した。

 佐藤さんは父が業務とする設計に興味を持ち入社後、懸命に学習。「本番では練習通りできたが、後で見ると細かい部分はまだまだ。今回の賞を自信に仕事に生かしたい」と目を輝かせ、脱サラして挑戦した菊池さんは「練習では時間内に作るのが難しかったが、大会では何とか時間内に収めることができた。この成果を現場で生かしたい」と力を込めた。

 髙橋市長は「毎年のように上位入賞し、素晴らしい教育訓練がされている。今後も技術を生かして企業を発展させ、北上を盛り上げてほしい」とたたえた。

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