住民と触れ合いしめ縄づくり 萩荘中生【一関】
地域の伝統文化を学ぶ授業「ふるさと学習」は15日、一関市萩荘の萩荘中学校(青柳清隆校長、生徒181人)で行われ、しめ縄作りを通して生徒と地域住民が触れ合った。
同学習は、地域の文化を子供たちに継承する目的で毎年開催されている恒例行事。当初は萩荘老人クラブが主催していたが会員の減少を受け、数年前からは萩荘市民センター伝統文化継承事業、萩荘地区まちづくり協議会生活福祉部との共催で行われている。
同日は、しめ縄作りを教え続けている千葉弘司さん(82)ら地元住民と市民センター職員合わせて15人が講師として同校を訪れ、縄のより方から仕上げまでを丁寧に指導した。
1年生60人は住民らにこつを尋ねたり、友達同士で教え合ったりしながら製作。仕上げにミカンの実や「家内安全」の札などを飾り付けて完成させた。
佐藤聖奈さんは「地区の行事でも何回か体験したが、縄をよるのが難しい。先生に手伝ってもらいながら完成させた」と話していた。
16日は2、3年生が体験する予定。