花巻

利用者お出迎え 駅に門松設置 花巻農高生

JR花巻駅に門松を設置する県立花巻農業高校の3年生

 花巻市の県立花巻農業高校の3年生11人は18日、高さ約1・8メートルの門松1組をJR花巻駅(高坂郁夫駅長)に設置した。新年に向け、華やかな門松が駅利用者をすがすがしく迎えている。

 環境科学科緑化系列の生徒が、地域貢献と東日本大震災の沿岸被災地復興支援の一環で毎年実習で制作しており、今年は同駅や同校に設置するほか、大船渡、陸前高田両市役所へ寄贈する。

 約2週間前から2年生の協力の下、準備を進めてきた。当日は学校田で収穫した稲わらで囲んだ土台に川砂を投入し、斜め切りした竹3本やマツ、ウメ、ナンテンなどを丁寧に挿した。

 畠山大貴さん(18)は「今年は新型コロナウイルスで大変な年だった。たくさんの人が行き交う場なので、門松を目にした皆さんが少しでも幸せな気持ちになってもらえたら」と話していた。

 高坂駅長は「生徒から生徒へ手仕事の継承をされているのは素晴らしい伝統。新型コロナ退散と良い年になるように門松に願いを込めたい」と感謝した。

 同駅には、2021年1月7日まで飾られる。

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