一関・平泉

利用客の安全第一 祭畤スノーランド 職員が救助訓練 26日オープン【一関】

ワイヤを使ってリフトから乗客を安全に下ろす訓練に当たる祭畤スノーランドの職員

 一関市厳美町のスキー場・祭畤スノーランドで23日、救助訓練が行われた。26日の今季営業開始を前に、停電でリフトが緊急停止した場合を想定し、取り残された乗客を安全に救出する手順を確認した。

 同スキー場がオープン前に毎年行っている訓練で、同日はリフト運転に携わる職員14人が参加。リフトに乗ったままのスキー客を救助役の職員が3人一組になって救助に当たった。

 訓練では、地上から高さ約6メートルのリフトに取り残された乗客に地上からワイヤとポールを使って1人ずつゆっくりと地上に下ろし、短時間で手際よく救出した。

 同スキー場を運営するいちのせき健康の森の小野寺義廣所長は「状況によっては消防の助けが必要なことも想定されるが、われわれで救出するのが努力目標。お客さまに声掛けをしながらきびきびと動くことが大切になってくる」と話していた。

 同スキー場は、23日現在で130センチの積雪があり、コンディションは良好。26日のオープンに向けてゲレンデの雪をしっかりと踏み固め、表面の凹凸をならして滑りやすくする仕上げの作業を進めている。

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