北上・西和賀

当面の間 片側交互通行 24時間態勢で安全確認 雪崩被害国道107号【西和賀】

落石防護柵を突き破り、大規模な雪崩が発生した西和賀町杉名畑地内の国道107号の現場=25日午前7時ごろ、県南広域振興局北上土木センター提供

 24日夕に西和賀町杉名畑地内で発生した大規模な雪崩で、県南広域振興局北上土木センターは25日夕、北上市和賀町横川目―同町川尻間の国道107号約20キロ区間で続いていた通行止めを解除し、片側交互通行に切り替えた。丸1日ぶりに通行可能となったが、現場では当分の間片側通行が続く。

 現場は道の駅錦秋湖から西側に約2キロ。雪崩は落石防護柵を突き破り、約30メートルにわたり全線をふさぎ24日午後6時から通行止めとなった。同センターは同日夜に道路上の雪塊除去作業に当たり、25日も早朝から現場状況を調査し路上、のり面で除去作業に当たった。

 県が要請した国立研究開発法人防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの専門家が現地調査した結果、「目視で確認できる範囲では、大規模な雪崩につながるような雪は残っていない」との見解が示された。県は防護のため大型土のうを設置し、監視員が斜面状況の確認を続けた上で片側通行は可能と判断。道路を塞いでいた雪などの撤去を終え25日午後6時、24時間ぶりに通行可能となった。

 県は現場に監視員と誘導員を24時間態勢で配置し、斜面の安全確認を続ける。降雪状況を見ながら破損した防護柵などの復旧工事を行う予定で、寒波が予想される年末年始もパトロールを続ける。大雪の際には再度、対応を検討する。

 今回の現場に近い同町杉名畑地内では2015年3月、大規模な土砂崩落が発生。全面復旧まで1年9カ月を要した。付近は地滑り、雪崩が発生しやすい地形で、今回も記録的大雪に加え最近の高温が雪崩を引き起こしたとみられる。県は通行の安全性は確保したものの、付近を通る際は注意を呼び掛けている。

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