街中に学習スペース 市民団体が開放 ジョーズ・ラウンジ2階【花巻】
花巻市内の高校生を中心とする市民団体「はなふーぷ」(荒木田道哉代表)は28日まで、同市大通りのカフェ「ジョーズ・ラウンジ」の2階を活用し、学習スペースとして開放している。
同団体には、花巻に関わりのある高校生6人のほか、社会人と大学生5人が所属。「学校でできない活動をしたい」との思いを持つ高校生が主体となり、花巻の魅力を発信する取り組みなどに挑戦している。
学習スペースの開放は、JR花巻駅周辺で勉強する場所が少なく学生らが困っていたことから、同カフェの協力で、受験シーズンの今年2月に10日間の日程で初めて実施。88人が利用した。
同スペースは、もともと荒木田代表(花巻北高校3年)の友人の母がカフェを営んでいた場所で、閉店後は空きスペースとなっていた。
スペースには最大14席を設けているが、新型コロナウイルス感染対策で12人ほどに抑える。机にはパーテーションも設置。30分ごとの換気やアルコール消毒で感染を防ぐ。
時間は午後3~8時で、1階のカフェで1品注文して利用する。学生証を提示すれば半額になる。
年明け以降の開放は検討中で、荒木田代表は「自習は一人でもできるが、ここに来ると教え合うことができる。将来的にはコワーキングスペースのような、多様な人が交わる価値のある場所としていきたい」と話している。
申し込みや問い合わせは写真動画共有アプリ「インスタグラム」の同団体のアカウントからダイレクトメッセージを送る。