奥州・金ケ崎

ゲレンデ初滑りに笑顔 市内3スキー場オープン【奥州】

ひめかゆスキー場で初滑りを楽しむ来場者

 奥州市の越路(同市江刺)、ひめかゆ(同市胆沢)、国見平(同市衣川)の3市営スキー場は26日、今冬の営業を開始した。いずれも初日から滑走可能となり、スキー場開きの後に来場者が早速ゲレンデに繰り出した。営業期間は2021年2月末までを予定している。

 このうちひめかゆでは、小沢昌記市長をはじめとする市やスキー場、地元などの関係者らが出席して安全祈願とスキー場開きが行われた。第1ペアリフト前でテープカットを行い、リフトを起動させた。

 初日は各スキー場でリフトが無料開放され、ひめかゆでもスキーヤー、スノーボーダーが思い思いのシュプールを描いた。家族と訪れた北上市の井上陽君(黒岩小学校4年)は「滑るのが楽しみ」と話し、リフトに向かった。

 市営の3スキー場については維持が難しいとして、市スキー場のあり方検討委員会で市当局が21年度以降の休止を一案として示している。この経緯を踏まえ、小沢市長はスキー場開きのあいさつで「利用が増えれば新たな展開もあり得る。皆さんの思いを一つに大きく飛躍するシーズンにしてほしい」と述べた。

 各スキー場の積雪量は越路が40センチ、ひめかゆが1メートル20センチ、国見平が1メートル50センチ。越路はペアリフトが故障しているため、アンヴァーリフトのみの営業となる。

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