花巻

過去最高17億円 返礼品が高評価 花巻市ふるさと納税

 花巻市の2020年度ふるさと納税(イーハトーブ花巻応援寄附金推進事業)の寄付額は、過去最高の約17億1500万円に上っている。19年度実績の6億924万円に比べて2・8倍に上る。新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛の長期化で、全国的にふるさと納税への寄付が増えたことや、花巻の返礼品の評価が高いことが要因とみられる。市では寄付金の増額を見込んで、今年度一般会計補正予算を30億円まで増やしている。

 同市のこれまでのふるさと納税の実績は19年度が最高だった。今年度は12月22日現在で、寄付額は17億1343万5000円、件数も前年度実績の3・8倍となる12万508件でいずれも過去最高となっている。

 今年度は一般会計当初予算に前年度実績と同額の6億円を計上。コロナ禍でふるさと納税の利用が高まる中、11月補正で歳入に2億円を追加、12月定例会までに2回の補正で12億円を追加して20億円に。さらに昨年12月23日には寄付額が17億円を超えたため、見込み額を30億円として10億円を専決処分で増額補正した。市によると、寄付額が1億円に達した日が12月だけで3日(12月22日現在)も記録するなど、返礼品の全国上位人気も手伝って好調を維持している。

 市ではふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」、大手通販の「楽天市場」でも寄付ができるように納税環境を向上。返礼品発送などを委託する花巻観光協会と連携して、両サイトの返礼品を調達する事業所に掲載写真や説明文を工夫して、返礼品の見せ方にもこだわった。特に今年度は花巻の専用コーナーを開設したことで花巻の魅力を紹介したことがアクセス向上と共に寄付額が増えた。

 サイトでは、市内の精肉加工工場で製造されている牛たんが全国1位になるほか、旬の野菜の詰め合わせ、エーデルワイン、プラチナポーク(白金豚)、ほろほろ鳥(ちょう)などが人気の上位になり、「花巻」の知名度の高さを生かしてバラエティーに富んだ返礼品の数々が紹介されている。

 ふるさと納税が好調な要因として上田東一市長は「コロナ禍での外出抑制などで全国的に寄付額が増えていることが推測される。それと花巻の返礼品の評価が高いことも大きな要素になっている。出品している事業者、担当の市定住推進課の頑張りに感謝したい。何よりも花巻を応援してくださる全国の寄付者に心から感謝を申し上げたい」と話している。

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