奥州・金ケ崎

リンゴ、牛肉に焦点 通信発行 市6次産業化・地産地消推進協【奥州】

第1弾はリンゴと牛肉をテーマに奥州市産農畜産物の魅力を発信している「おうしゅうまるかじり通信」

 奥州市6次産業化・地産地消推進協議会(会長・鈴木清浩市農林部食農連携推進室長)は、同市の農畜産物理解へ、冊子「おうしゅうまるかじり通信」を発行した。第1弾では市を代表する農畜産物のリンゴと牛肉に焦点を当て、生産者の声や、同市のリンゴの種類、ブランド牛に関する内容などを掲載した。同協議会では市民、特に児童生徒らへの発信につなげたい考えだ。

 同推進室によると、おうしゅう地産地消わくわく条例に基づき、同市の地産地消を推進していく中で、市産農畜産物の情報を生産者のインタビューを交えて市民に伝え、理解を深めてもらうことで地域愛の醸成を育んでいこうと、2020年度設立された同協議会の事業として行った。

 同通信はA4判4ページで、JA江刺りんご部会青年部と、三宅佳孝JA岩手ふるさと肉牛部会長がそれぞれ、生産に懸ける情熱や未来への思いなどを語った内容について写真を交えて紹介。市内で生産されている主なリンゴの人気品種、「前沢牛」「いわて奥州牛」「江刺牛」の同市産三大ブランド牛などを説明した「まるかじりMEMO」なども掲載している。

 1万5000部を作製し、小中学校を通じて市内全児童生徒に配布。市内の「う米のおうしゅう食の黄金店」「おうしゅう“まるかじり”応援の店」認定店にも置き、活用を図る。今年度は1回のみだが、21年度は予算状況も見ながら複数回発行を目指したい考えで、同推進室では「若い世代に理解を深めていただき、将来は農畜産物生産や6次産業化にも取り組んでもらえれば」と期待を寄せる。

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