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銀河のしずく宇宙へ 東北の復興、世界に発信 ロケットで5月打ち上げ【岩手】

銀河のしずくのもみを長谷川代表理事(右)に引き渡す佐藤県農林水産部長

 県は18日、東日本大震災からの復興の姿や支援に対する感謝を世界に発信する「東北復興宇宙ミッション2021」に活用してもらおうと、県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」のもみを同ミッションの実行委員会に引き渡した。もみは5月にロケットで打ち上げられる。

 同ミッションは、震災10年の節目に合わせた取り組みで、本県の沿岸12市町村を含む被災地42市町村が実行委に参加。国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙飛行士が復興支援に対する感謝のメッセージを伝えるほか、各市町村から寄せられた植物の種などの記念品を打ち上げる。

 本県からは、宇宙にちなんだ名前の銀河のしずくをはじめ、大船渡市のツバキや大槌町のハマギクの種などが記念品に選ばれた。

 県庁で同日、銀河のしずくの引き渡しが行われ、佐藤隆浩県農林水産部長が実行委事務局長で一般財団法人ワンアースの長谷川洋一代表理事にもみ10グラムを手渡した。佐藤部長は「銀河のしずくはネーミング的にもミッションにぴったり。宇宙に行ったことを新しい魅力として発信できれば」と期待を込めた。

 実行委は、震災が発生した3月11日に各地から寄せられた感謝のメッセージをISSに滞在している宇宙飛行士野口聡一さんが代読する動画を世界に公開。5月にロケットで銀河のしずくを含む記念品を打ち上げ、ISSで6月ごろまで保管する計画だ。

 記念品は宇宙から帰還した後、各自治体で地域振興などに活用する。長谷川代表理事は「銀河のしずくを全国区にするため役に立てるのはうれしい。宇宙から帰ってきた時のストーリーが楽しみだ」と話した。

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