一関・平泉

ドミノの速度に着目 神大全国高校生理科・科学論文大賞 一関一6人 努力賞

努力賞を受賞した(前列左から)白井さん、並岡さん、千葉さん、(後列左から)西山さん、濱田陽音さん、濱田優音さん

 県立一関一高(里舘文彦校長、生徒669人)の理数科3年生6人は、「ドミノの運動」をテーマにした研究で第19回神奈川大全国高校生理科・科学論文大賞の努力賞に輝いた。本県からは今回唯一の受賞、同校としては2年連続。

 同大賞は高校の理科教育を支援する試みとして同大が2002年から実施し、研究や実験、観察、調査に成果があった個人・団体を表彰している。今年は過去最多となる全国98校から論文222編の応募があり、2020年12月に行われた審査の結果、大賞1編、優秀賞3編、努力賞14編、団体奨励賞4校が選ばれた。

 努力賞を受賞した同校の生徒は、白井洸多さん、並岡大希さん、千葉太翔さん、西山直哉さん、濱田陽音さん、濱田優音さん。6人は2年生の時から課題研究の中で毎週1回2時間ずつ、課題の設定から実験の方法、結果の考察までに取り組んできた。

 着目したのは、世界的に知られた遊びであるドミノ倒しにおける転倒の伝播(でんぱ)速度。国内で先行研究があまりない加速過程や曲線での減速過程について調べた。

 実験では直線にドミノを100個並べて倒す作業や、個数と角度を変えながら曲線に並べて倒す作業を繰り返した。データを集めて分析、考察し、課題を見つけて方法を修正するなどした結果、スタート直後に急激に加速することと、一定以上の角度の曲がりでは速度が減少することを発見した。

 リーダーの白井さんは「データの処理の仕方や理論について先生と話し合いながら、いろいろとこだわった結果が評価されて受賞につながりうれしい。大学でやるような研究をみんなと試行錯誤しながらできたのは良い経験になった」と喜びをかみしめる。

 指導した柿木康児教諭は「外が暗くなるまで廊下にドミノを並べていたのが印象的で、集中して取り組んでいたのがよく分かった。彼らに刺激を受けて後輩も続いてくれたらいい」と話していた。

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