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求む 自動車整備士 高技専学生に情報提供 県内団体 コロナ禍も「引く手あまた」【岩手】

企業の採用担当者から仕事内容などについて説明を受ける学生

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績不振に陥る企業が多い中、人手不足の状況にある自動車整備業界では人材確保のニーズが高いという。21日には県立高等技術専門校自動車システム科を2022年3月に修了する学生を対象にした「自動車整備業界ガイダンス」が盛岡市内で開催され、地元企業の採用担当者が情報提供し、自動車整備士を目指す若者たちが希望する進路の参考とした。

 学生の職業意識の醸成を目的に、千厩、宮古、二戸の3県立高等技術専門校が主催。日本自動車販売協会連合会県支部、県自動車整備振興会が共催し、20年度で7回目。

 学生にとっては就職活動の第一歩となるもので、今回は3校の自動車システム科1年生31人と県内の自動車販売会社など26社が参加。学生が希望する販売店のブースを回り、採用担当者や先輩の自動車整備士から採用情報や勤務形態、求められる人材などについて熱心に情報を集めた。

 車を整備する姿に憧れて進学したという千厩高等技術専門校の藤村姫菜さん(19)=一関市千厩町=は「産休や育休などを取得後に職場に戻った際、明るく仕事ができる環境を探している。職場の雰囲気について話を聞くことができ、とても参考になった」と将来を見据えた。

 岩手トヨペット総務部総務グループの八幡龍正さんは「新型コロナの影響で学生と直接会話する機会が少なく、ウェブを通じての活動が多いのは歯がゆい。若手エンジニアが勤務数年で退職するケースがあり、長く働いてほしいのでフォローアップ研修を大切にしている」と話した。

 県によると、20年12月末現在、3校の自動車システム科に対し263社から3533人の求人が寄せられており、前年同期より1000人近く増えているという。

 千厩高等技術専門校の今野智校長は「自動車整備の仕事は引く手あまたの状況で、コロナ禍でも求人は減っていない。企業担当者と直接対話する機会は多くなく、得た情報を今後の就職活動に生かしてほしい」と期待していた。

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