北上・西和賀

漂う香ばしさ 節分向け落花生選別ピーク 北上・とばせ園

落花生の選別を行う利用者

 2月2日の節分に向け、北上市二子町の障害福祉サービス事業所とばせ園(髙橋守園長)では、落花生の焙煎(ばいせん)や選別作業がピークを迎えている。

 就労支援事業の一環で、2019年に落花生を試験栽培。焙煎機の寄贈を受けた昨年から本格的に育て始めた。

 落花生は主力品種の「ナカテユタカ」。5月中旬に種をまき、6月上旬に定植。10月下旬に収穫し、総収穫量は200キロ以上になった。

 焙煎、選別作業は利用者と指導員数人で協力して実施。実を水洗いしてハウス内で天日乾燥し、機械で焙煎などしてから、登熟が進んでいないものや色が黒いものなどを取り除いていく。

 作業は節分を一区切りに完了し、約100キロを出荷する見込み。甘みと香ばしさが自慢で、髙橋園長は「新型コロナウイルスで大変な世の中だが、地元で育てた出来たての落花生を食べて良い春を迎えていただきたい」と話している。

 80グラム入り1袋350円(税込み)。江釣子ショッピングセンターパル内の「ハートフルショップまごころ」や市内の産直で販売するほか、同園での直売も行う。

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