一関・平泉

地コーラ新土産に 地場産大麦 醸造技術活用 世嬉の一酒造 足かけ10年、商品化【一関】

世嬉の一酒造が発売したこはるコーラ

 地ビールブランド「いわて蔵ビール」を展開する世嬉の一酒造(本社一関市田村町、佐藤航代表取締役社長)は、地元産大麦で作った地コーラ「こはるコーラ」を発売した。2010年ごろから開発に取り掛かり、10年以上かけて発売に至った逸品。新型コロナウイルスの影響が続く中、自然素材にこだわったノンアルコールという新たなジャンルで苦境打破を目指していく。

 同社は市内の農事組合法人アグリパーク舞川が生産した大麦「小春二条」を活用して地ビールを製造する中で、清涼飲料水の開発も検討。当時は全国的に地サイダーがブームとなる中で、地コーラに着目して研究を進めた。商品はある程度完成したが、クラフトビールブームで地ビールの需要が高まり、ビール製造を優先するため地コーラは一時中断。その後に東日本大震災があったことで当面見送りとなっていた。

 新型コロナに伴う緊急事態宣言などにより、アルコール需要が低下して全国への出荷も止まったことで、工場稼働と人手に余裕ができ、地コーラの開発を再開させた。

 製造には地ビールの醸造技術を活用。大麦を糖化し、香辛料のナツメグやコリアンダー、ショウガ、レモン果汁などを加え、最後に炭酸を注入する。砂糖や香料、着色料を一切使っていないのが特長で、焙煎した麦芽を入れることで赤みがかった色を付けている。発売を前に、新東北みやげコンテストに出品したところ、お取り寄せ特別賞を受賞した。

 佐藤社長は「地元の物を使って製造した商品で、アルコールが苦手な人にとって新しい土産品になったらいい」と語っている。

 こはるコーラは330ミリリットル入り450円(税別)で、同社の店舗やインターネットで販売している。問い合わせは同社=0191(21)1144=へ。

恵方向いて飲もう 節分向けビール

 節分にちなみ、世嬉の一酒造は、今年も「恵方巻きビール」=写真=を販売している。通常のビール缶にのり巻き風のシールを貼って恵方巻きに見立てて飲んでもらう試みで、ユニークな商品として人気を集めている。

 恵方巻きビールは、その年の縁起が良い方角・恵方を向いてのり巻きを頬張る姿と、ビールを飲んでいる姿が似ていることをきっかけに考案され、2年前からこの時期に販売している。

 ビール1缶とのりシール、すしシールで1セットで、ビール缶をご飯部分に見立てて周囲にシールを貼れば出来上がりとなる。今年は、すしシールの絵柄にサケやイクラが加わり、より豪華さを演出した。

 1セット400円(税別)で、シールのみでも150円(同)で販売している。

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