北上・西和賀

春夏秋冬 きょうから2月

 岩手には冬の厳しい寒さを利用した保存食がたくさんある。西和賀町では寒に入ると、凍(し)み大根作りが始まる。貯蔵していた大根の皮をむき生のまま縦に半分に切ってひもを通し、風通しの良い所につるす。寒暖差で凍結と解凍を繰り返して水分が徐々に抜け、乾燥状態になる。そうすることで保存がきき、昔から家庭の食卓を支えてきた。小森一彦さん(74)と妻多恵子さん(72)方=沢内字若畑=では700本余りを仕込み、2月上旬に出荷が始まる。コロナ禍で年末年始の帰省がかなわなかった遠方に住む孫たちにもふるさとの味として届ける。

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