一関・平泉

根気強く1段1段 19日から市内で個展 藤沢・千葉さん毛織物ラグ制作【一関】

19日からラグ作品の個展を開催する千葉さん

 一関市藤沢町黄海の千葉もとこさん(45)は、自宅脇の納屋を工房に毛織物のラグを制作している。組立てた単管パイプを枠にして、毛糸をもじりながら編んでいく作業は非常に時間がかかり、手間もかかる。現在制作中の作品は約2年かけており、「自分の中にある物を引っ張り出しながら、少しずつ形にしていくのが面白い」と魅力を語っている。

 青森県弘前市出身。仕事の都合で同町に移り住んで20年ほどになり、以前から興味のあったラグに2004年ごろから独学で取り組み始め、作品を制作している。16年には青森県美術展覧会工芸部門で奨励賞を受賞した。

 ラグの制作は、上下の単管パイプの間に通した縦糸に横糸をもじりながら編み込んでいく。縄ないや籠編みと似た技法で1段編むのに30~40分かかり、仕事の合間に少しずつ進めているため、幅2・3メートルのラグを約1メートル編むのにおよそ2年かかった。

 制作前には全体像をはっきり決めず、基本的なイメージだけを依頼者からもらって取りかかる。細かな模様も編みながら考えているという。

 一関市に拠点を置く舞踊集団三角標(ミガクシ)のメンバーとしても活動しており、「ラグと舞踊は、違うようで通じるところもある。どちらも自分の中にある物を引っ張り出している」と共通点を挙げる。

 現在制作中の大作は依頼を受けて編んでおり、展示予定はなかったが、完成後に記念撮影をする場所を探していたところ、同市三関の「Hirasawa F Market三関店」が見つかり、店からの勧めもあって展示が決まった。「2年の成果を見てもらえれば」と来場を呼び掛けている。

 千葉さんの「Rug Weaving Noteのさがしごと展」は19~23日に、同店で開催。午前11時30分~午後5時。問い合わせは同店=090(7522)2103=まで。

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