県南部で大雪 湯田30センチ、北上16センチ
発達した低気圧や前線の影響で4日、県南部では大雪に見舞われ、厳しい寒さとなった。【2面に関連】
盛岡地方気象台によると同日午後6時現在、24時間降雪量(最大値)は北上16センチ、西和賀町湯田30センチを観測。積雪は北上43センチ、湯田230センチに上った。
最高気温も花巻氷点下2・9度、北上同2・5度、奥州市江刺同2・4度の真冬日。いずれも平年を4~5度下回った。
北上市内では日中、短時間で雪が降り積もり市民らが雪かきに追われた。同市青柳町の駐車場で作業に当たった渡辺さとしさん(38)=同市上野町=は「昨冬降らなかった分、今冬は特に多いと感じる。西和賀はもっと大変だと思う。あとは、あまり降らないでほしい」と願っていた。
同気象台によると5日は、冬型の気圧配置は次第に緩むが内陸の山沿いを中心に雪の降るところがある見込み。